みなさんは1日何食食べているだろうか?
3食しっかり食べているという方がほとんどではないだろうか。
では、なぜ1日3食なのだろう?
答えは「今まで3食だったから」ではないだろうか?
私も前までは、特に何も考えずに1日3食の生活を続けていた。
それが当たり前だと思っていた。
ですが、1日1食生活を始めると、良いことだらけだった。
デメリットを探す方が難しいほどだ。
これから1日1食の効果をお伝えしよう!
1日1食の効果
体調不良の改善
仏教を作った釈迦はこう言っている。
「五体いずこなりとも患いあらば、まず食を断つべし」
体調が悪いときには食事を抑えるべし。ということだ。
一日3食食べると食べ物を消化、吸収するエネルギーが必要になるが、
こののエネルギー量はフルマラソンを走るほど必要だと言われている。
食事を摂らないとその浮いたエネルギーをウイルスなどの外敵を排除する為に使用することができるため、食事を減らすことにより、体調不良を改善できるというシステムだ。
動物は人間よりも本能的な動物ですが、動物は体調が悪いときは食事を摂らない。
人間も動物なので、「体調が悪いから栄養を摂らないと」と考えるのは間違っているのかもしれない。
体に活力が出る
私は生まれて今まで、ものぐさな性格だったのですが、1日1食に変えてからは性格が変わったと実感している。
今までは料理をした後は洗い物をそのまま放置していたりという程(お恥ずかしい・・・)だったのですが、今では体にエネルギーが残っているからか、食べ終わるとすぐに食器を洗いたくなって行動に移してしまう。
頭が冴える
あなたは、「朝飯前」という言葉を聞いたことがあるのではないだろうか?
一般的には
「朝食をとる前のわずかな時間でできるような、たやすいこと。」
と言われている。
だが、「お腹が減っているから簡単に作業を完了できた」という見方もできる。
最新の研究結果によると、空腹時は集中力が高まり、記憶力が向上するとされている。
これも、動物的に考えると納得できる答えだ。
人間も狩猟をして生きていた時代、現代のように食べ物を保存する方法などないだろう。
朝から食べ物がある状況ではなく、食事の為に猟に出かけ、猟をし、家に帰り、食事をして寝るという生活をおくっていたと考えるのが自然ではないだろうか。
現代のような飽食の時代になったのはごく最近。
人間の身体は飽食にそんなにすぐ適応できるとは思えない。
猟(仕事)をしなければいけないときに、集中力が上がったり、頭の働きが高まるという研究結果も納得できる。
アンチエイジング(若返り効果)
長寿遺伝子と呼ばれる「サーチェイン遺伝子」という遺伝子が発見されている。
サーチェイン遺伝子が活性化すると細胞内のミトコンドリアが増殖し、更にオーとファジーという自食作用が働きます。
参照:金沢医科大学病院
オートファジーとは細胞を傷つける活性酸素の除去、細胞の修復、脂肪の燃焼、シミやシワの防止、動脈硬化や糖尿病の予防、さらには認知症、難聴などの予防といったさまざまな好影響がもたらされます。人体の健康度を測るバロメーターは70~100項目あるのですが、そのほとんどを改善するともいわれています。
上記のようにサーチェイン遺伝子が活性化すると、体に良いことのオンパレード。
ただ、日常的にサーチェイン遺伝子は活性化してくれない。
ある条件の時のみ活性化する。
それは「空腹」だ。
実験によると、摂取カロリーを25%制限し、3週間続けると実証できたとのこと。
先程もお話ししましたが、昔は常に食事がある状態ではありませんでした。
飢餓状態でも健康を保つためにこのメカニズムが備わったのではないだろうか。
また、1日1食生活を行うと、「オートファジー」という現象も発生する。
オートファジーは細胞質成分をリソソームで分解するための主要分解機構です。 オートファジーはタンパク質だけではなくミトコンドリアなどのオルガネラをも分解できる大規模なシステムで、酵母から高等動植物に至るまで非常によく保存されています。
参照:東京大学 水島研究室
古い細胞や、古いミトコンドリアを分解し、新しいものに作り替えるということだ。
まさに若返り効果!!
オートファジーは16時間以上食事をしないことで発動する。
間歇的断食とも言うらしい。
なんと、間歇的断食でがんを克服したお医者さんもいらっしゃる!
5、免疫力向上
空腹時は白血球が増加し、活発に働くという研究結果がある。
白血球は身体の警備隊ですので、数が増えると守りは固くなる。
1日1食で食事の満足度が上がる
食事が楽しみなので、1食だけじゃ満足できない!な方。
大丈夫!
3食食べるときよりも1食の満足度が劇的に向上する。
これは私の実体験ですが、1食だけの方が味覚が敏感になり、素材の味を感じることができる。
同じものを食べているのに、3食の時よりもおいしく感じることができるのだ!
現在は、空腹を感じると、「オートファジーが働いているな」と嬉しく思い、お腹がすいている感覚よりも、健康になっているという感覚が勝っているので、あまり気にならない。
さらに、空腹を長い時間感じている分、食事の幸福度は上がる。
平均して満足しているよりも、しっかり空腹を味わって得られる満足の方が価値があると私は思う。
まとめ
空腹の効果は大昔から伝えられていた。
1日1食生活をおくることで、自然と食事の間が16時間以上開くことになり、サーチェイン遺伝子が活発になり、オートファジーが発動し、体を良い状態へと導いてくれる。
大昔からの伝えを、現代科学が解明したのだ。
昔から言われていることは、一見、現代科学で解明されておらず、信じられないものもある。
それはただ現在の科学が追いついていないだけで、今後解明されていくものもあるだろう。
昔からの統計学もばかにはできないと感じる。